金融当局が左右できる金利がゼロの際、政府支出を増やすことが不景気からの脱出に不可欠

本書の主要テーマの一つは、深刻な不景気に陥った経済で、金融当局が左右できる金利がゼロ近くにあるときには、政府支出は減らすのではなく増やすべきだ、ということだった。大恐慌を終わらせたのは、連邦支出の急増であり、今日のぼくたちも、それに類することがどうしても必要だ。
『さっさと不況を終わらせろ』 P.296