アテンションエコノミー

ところがインターネット時代に入り、情報が大量に流通し、過多になってくると、「ただ情報を持っているだけ」というのでは、人々に見向きもされなくなってしまう。情報を持っているだけでなく、人々に注意喚起し、注目を集めることができるメディア―つまりアテンションをもったメディアだけが力を持つことができるようになるのである。これがアテンションエコノミーだ。
・・・<中略>アテンションというのは、世界の人口が有限である以上、数も有限だ。情報が爆発的に増加していくほどには、アテンションは増えない。複製も不可能で、アテンションの希少性は、今までにないほど高まっている。
『グーグル 既存のビジネスを破壊する』 〜第五章 P.194〜p199〜