2009-01-01から1年間の記事一覧
「できる人」が何とかしてあげたいと思う「できない人」の課題を、両者はまったく違う視点で眺めていることがよくあるのです。こうすればいいのに、こんな考え方もできるのにと、引き出しの多い「できる人」はじれったくなります。 「できる人」にも答えがわ…
自分が頭を悩ませている「できない人」を、恋人のように思えというのは酷な話かもしれません。でも感力を磨くには、相手に好奇心を持って接することが絶対に必要です。仕事の段取りに追われて相手を見つめていないと、感力はますます鈍ってしまいます。恋人…
ここで私の言うつきあいとは、相手に対する関心を寄せ合っている状態です。「できる人」の中には、仕事に対する関心は高くても、「できない人」に関心を寄せていない人がいます。「できない人」が、なぜできないのか、どうすればできるのかを考えるだけでは…
「できる人」あるいは「できる人」になっていく人というのは、望ましい行動要件を素直に受け入れると同時に、その行間にあるものも真剣に読み取り、試行錯誤しながらも本当の答えを見つけ出していく人です。『なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられな…
同じような境遇にあっても、できることに目を向ける人が「できる人」になっていきます。その境遇をできない理由にする人が、どんどん「できない人」になっていきます。・・・<中略> 自分でコントロールできることに意識を向け「できる人」が、実はそれがす…
「できない人」は、"HOW"が習慣づけられていません。その時々に"HOW"を考える(あるいは考えさせられる)ことはあっても、ごくまれにその先にいいことがあったくらいでは、望ましいプロセスであるというインプットはされません。ドーパミンの分泌による心地…
「できる人」が常に未来へ向けて、"HOW"(いかに・・・するか)を意識する一方、「できない人」は少し思考が停滞すると、すぐに諦めの"REASON"(・・・だから無理)を導き出すのです。・・・<中略> 「できる人」が「できる」という評価を得る過程ではさま…
「できる人」のできるという事実は、大抵の場合、過去からつながっているものだからです。そして表面的な「できる」事柄の奥に隠された自己信頼が、「できない人」との違いを際立たせる重要な要素だからです。 自分を信頼できるか否か。これは物事を考えたり…
目標をエネルギーにできるのは、求められている結果を出すことへの手ごたえをつかんでいる人です。たとえ高い目標を提示されて内心は厳しいと思っても、これまでの経験から、そこに至るシナリオをある程度は描けるし、チャレンジすることで得られるものも知…
「できる人」は、減点主義でも減点を恐れて腰砕けにならないし、加点主義のリスクを受け入れて前進する意欲も持っています。評価システムがどう変わっても、そのプラス面を活かして自分を動機づけ、マイナス面に足元をすくわれないよう自分をコントロールし…
どんなことでも、部下に不満を感じたら、そこに罠があるかもしれないと思ってください。特に内心、「できる人」だという自負があるのなら、部下とのギャップが罠をつくる危険性に敏感であるべきです。 『なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか…
「やってみせ、言ってきかせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ」といったのは、かつての日本軍連合艦隊司令長官だった山本五十六です。とてもいい言葉ですが、これだけで期待どおりに動く人は限られます。少なくとも、今現在の社会においては。 やっ…
たしかにビジネスの世界では、相応のスピードが求められるのは当然です。ボランティアで人を育てるのとは違うので、いつまでも待ってあげるわけにはいきません。その反面、少しペースを調整してあげれば、「できない」を「できる」にかえていくきっかけがつ…
ある優秀なプランナーが、「クライアントに提出する企画書は、必ず起承転結のプロットを、テーマに即して明確に構築した上で作成する」という勝利の方程式を持っているとします。 どこかで学んだにせよ、これが人よりもスムーズにできる人は、論理気的な思考…
もう一つ研究所で大事なことは、自分が一番犠牲になるということだ。それは何かといえば、その商品をオートバイなり自転車なりに仮定して、それに一番長く接触するのは誰かということになると、買って下さったお客さんが一番そのオートバイなり自動車に長く…
言葉というものは便利なものだと思っても、思うことの十分の一もいえない。 われわれは言葉というものはそういう不便なものであるということをまず認識した上でやらないとえらいことになる。 『俺の考え』 〜「思想」を忘れた最低企業 P.66〜
だから信用というものは、正直さがあくまで土台になっているといえる。・・・<中略> やはり長時間かけて世間が下してくれた勤務評定なのである。それはいいかえれば、社会という銀行にあずけた預金みたいなものである。わずかな行いでも、一つ一つ積み重ね…
考えというものは実に色々な複雑な工程を経なければ自分のものになっていかないはずなのである。われわれの知恵は見たり聞いたりためしたりの三つの知恵で大体できている。 そのうちで見たり聞いたりなんてものは迫力もないし、人に訴える力もないと思う。た…
設備はカネを出せば必ずできるのだから急ぐことはない。それよりむしろ設備の前の段階が一番大事である。みんながとてもできない、どんなアイデアを出してもこの機械がどうしてもいるんだというときに、はじめてその設備が有効に動くものになると思う。・・…
大衆は品物のどこがいいか悪いかはわからないけれども、いいか悪いかだけは見抜く力を持っているということである。<中略>・・・ だからデザインというものはこわいのである。大衆はいいか悪いかを判定するけれども、どこが悪いとはいってくれないところに…
私は材料を仕入れて、商品をつくって、販売してお客さんからおカネが入るまでの経費いっさいがコストと考えるべきだと思う。ところが工場は工場だけのコストを考えるところに間違いがあるのだ。 『俺の考え』 〜研究所は博士製造所ではない P.88〜
経営とは、汲んでも尽きない目標と課題の井戸のようなものである。矛盾だらけの経営課題を手探りで、ほうぼうにぶつかりながら解決していき目標に近づく。目標をクリアーしかけると、また次の目標が見えてくる。 『一勝九敗』 〜文庫版あとがき P.274〜
成功する会社に共通しているのは「正しいこと、小さいこと、基本」を徹底的にやり切るということだ。一見するとできているように見えるのだが、ほとんどの会社はできていない。やる以上は徹底して、百%正しいこと、小さいこと、基本をやり続ける。そういう一…
討論や論争をしてお互いに競い合い、高めあうといことは非常に大事だが、根底にお互いに対する信頼感や一致協力してやっていこうという気持ちがない限り、仕事はうまくいかない。基本的に一致協力してやっていこうという気持ちがない人はやはりダメだと思う…
本当に至上に根づくためにどれくらいのプライスが妥当なのか、いまも模索は続いている。価格の問題は、現実にそこに行って商売してみないとわからないことだ。 『一勝九敗』 〜失敗から育てる次の芽 P.209〜
一番いい会社というのは、「社長の言っていることがそのとおりに行われない会社」ではないかとぼくは思う。社長の言っていることを「すべて」真に受けて実行していたら、会社は間違いなくつぶれる。 表面的には社長の言うことをきくのではなく、まずは社長が…
一般的に、成長している企業には、ある時期、ある時期で必要な人が、必然的に集まってくる。自分の会社には人材がいないとぼやく経営者が結構多いようだが、それはおかしい。本気で集める努力を怠っていると思うし、人材以前の問題がその会社にはあるはずだ…