2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

日本社会を閉塞させる価値観は自分の内部にも根強く存在する

そこに存在するのは、「時代の変化」への鈍感さ、これまでの慣習や価値観を信じる「迷いのなさ」、社会構造が大きく変化することへの想像力の欠如、「未来は想像し得る」という希望の対極にある現実前提の安定志向、昨日と今日と明日は同じだと決めつける知…

エネルギーが湧く方向への「励まし」を生きるための燃料とする

僕は、エネルギーが湧く方向への「励まし」をいつも自分のなかに蓄えて、それを生きるための燃料にしているのですが、シリコンバレーから東京に来るたびに思うのは、日本で受動的にメディアから受ける言葉に、どうも気持ちが萎えるような言葉が多いなという…

流されたら何もできないという恐怖感を持ち、無限と有限のマッピングを上手くする

最近本当に感じるのは、情報の無限性の前に自分は立っているのだなということです。圧倒的な情報を前にしている。そうすると、情報の取捨選択をしないといけない。あるいは、自分の「時間の使い方」に対して自覚的でなければならない。流されたら、本当に何…

中途半端でなくギリギリまでやると自分の有限性につきあたる

有限性にどうして気づくかというと、やはり、昔から、いろいろな物事をギリギリまでやっているからなんでしょうね。別に仕事に限らず、中途半端でなくギリギリまでやると、自分という人間ができることの有限性につきあたる。そのことに早い時期に気づくこと…

個別に考えると判断が難しいので、原則を決める

僕の場合は、個別に考えると判断が難しくなってしまうので、原則をあるときにバンと決める、というやり方をします。 『私塾のすすめ』 〜第4章 幸福の条件 P.178〜

「時間の使い方」に徹底的にこだわり、「生活が作品」という意志を持つ

「生活が作品」というのが、僕の意志なんです。朝から晩までで、いつ何をやるか。「時間の使い方」に徹底的にこだわります。あるやり方をどのように続けていき、いつがらりとかえるか。その全体が作品だという気持ちを強くもっています。 『私塾のすすめ』 …

「心で読む読書」を心がけて、自分の生きる糧として知を使う

ある程度の基礎力は必要だけれど、それ以上のところの読書の意味として「心で読む読書」を心がけて、自分の生きる糧として知を使って欲しいです。 たとえばビジネスをやっていくというのは大変なことであり、厳しい毎日だから、心で本を読み、今を生きること…

競争環境の中では自分の志向性に意識的にならないとサバイバルできない

「好きなことを貫く」ということを、最近、確信犯的に言っている理由というのは、「好きなことを貫くと幸せになれる」という牧歌的な話じゃなくて、そういう競争環境のなかで、自分の志向性というものに意識的にならないと、サバイバルできないのではないか…

自分がやりたいことに協力をしてくれる人を探すことは砂金を探すようなもの

それで、僕はいつも言うのは、「五十人にあたれ」ということなのです。受けとめてもらえるのは、五十人あたって一人だ、と。人間だって好き嫌いはある。波長が合う合わないはある。たまたま相手がその時忙しいとか、たまたま「今は迷惑だ」というときにぶつ…

相手がきちんと受け止めてくれるということはめったにおこらない

人間が人間を理解するとか、ある人が何かをしたいと思ったときに、相手がきちんと受け止めてくれるということのほうが、めったにおこることでない。そういう事実を、ベースにおかなきゃいけないと僕は思います。優等生たちだと、試験は合格するのが当たり前…

自分の身をさらし、他者からの評価を受け止めることが苦手

若い人たちがなぜ自己主張をしないのか、ということの背後には、「自己評価」と「他者からの評価」のすりあわせが得意でない、ということがあるように思います。 「自己評価」ということについて言えば、今の人たちは自分をそれなりら尊重していて、自己評価…

自分の志向性と会社の中の可能性をマッチングさせる

会社というのは融通無碍で、能動的に動くと、いろんなことが通る。それなのに、能動的・積極的に会社に働きかける人というのがどうしてこんなに少ないのだろう、といつも思います。・・・その会社には多様性と広がりがあって、やる気があって「違う部署で、…

肌にあわないかもしれないが、期間を決め、一気に飛び込んでしまう

水に入りきらないゆえの苦しさを避けるためのひとつの工夫としては、自分の人生を「時期」で考える、区切りで考えるといい。この三年、この五年、この十年はこの水に入ってしまうと決める。冷たい水で肌に合わないかもしれないけれど、とにかく入ってしまう…

誰にもまだ認知されなくても、勝手に理論武装して新しいことをやる

今は誰もそんなふうに言ってくれる人はいないけれど、勝手に理論武装しながら、新しいことをやる。そういうことを今までくりかえしてきていたので、これからもやり続けるのだろうと予感しています。これからの人生のキーワードが、教育なのか、啓蒙なのか、…

「どうしてこういう反応をするのだろう、面白いなぁ」と思う

僕も気性の根はかなり激しいのですが、ルールとして、一切攻撃はしないことを自分に課しています。人間に対する好奇心も強いので、「どうしてこういう反応をするのだろう、面白いなぁ」と思うようにしています。 『私塾のすすめ』 〜第2章 「あこがれ」と「…

モチベーションのない人には「あこがれ」と「習熟」という体験が必要

そもそものきっかけ、モチベーションがない人がどうしたらいいかというご質問ですね。端的に言うと、「あこがれ」と「習熟」が二本柱だと僕は思っています。「あこがれ」というのは、これがすばらしいんだとあおられて、その気になってやってみるということ…

やる気のない、ぐたっとした雰囲気の連中を変えていく

僕は結構、「無理やり」というのが好きなのです。やる気のない、ぐたっとした雰囲気の連中を変えていくというのが、むしろ快感だったりします。これは大人に対しても同じです。講演会などで講師としてよばれたときに、会場に最初から眠ろうとしている人がい…

誤解であれ、錯覚であれ、エネルギーが湧くもとになるのなら偉人でもぐっと引き寄せる

自分とレベルは全然違うかもしれない、それでも、傾向として自分と似ているなあと思う、あこがれる。偉人でも自分にぐっと引き寄せて、その人が現代を生きていれば、自分と同じようなことをしているのではないかとか、誤解であれ、錯覚であれ、エネルギーが…

私塾のすすめーここから創造が生まれる