モチベーションのない人には「あこがれ」と「習熟」という体験が必要

そもそものきっかけ、モチベーションがない人がどうしたらいいかというご質問ですね。端的に言うと、「あこがれ」と「習熟」が二本柱だと僕は思っています。「あこがれ」というのは、これがすばらしいんだとあおられて、その気になってやってみるということ。もうひとつ「習熟」というのは、「練習したらできた」という限定的な成功体験だととらえています。すべてにおいて成功するというのは難しいのですが、限定的な成功体験があると、「できるって面白い」と思える。それに何の意味があるかということは関係なしに、限定的な成功体験によってモチベーションがあがる。「あこがれ」か「習熟=限定的成功体験」のどちらかだと思うんですよ。
私塾のすすめ』 〜第2章 「あこがれ」と「習熟」 P.85〜