2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

会社にとって何が本当の第一かを判断し、指示するのが経営者の役割

何でも第一を唱えて部下を叱咤激励する経営者は、戦術的志向しかできない人である。ライバルとの競争を課題にした会議では「シェア第一」「売上第一」といい、決算に近づくと「利益第一」になり、その時々で「環境第一」「安全第一」というようでは、経営者…

経営における結果の予測では、実施段階の試行錯誤のやり方が大事

経営における予測は、それほど難しいものではない。事前に計画の段階だけでなく、実施に移った後に、試行錯誤しながら条件を変化させてゆき、微調整をしながら計画していけば、そんなに違いなく結果を予測できるものである。むしろ試行錯誤のやり方が大事な…

ラインスタッフ制は第一線部門から間接業務を取り除き、機能を純化するのが目的

ライン・スタッフ制というのは、製造および販売の基幹部門をライン部門と規定し、総務、人事、経理など、ラインを補完し支援する部門をスタッフ部門とし、機能分化を図るものである。・・・<中略> 本来の目的は、製造や販売の第一線部門から間接業務を取り…

システムはハードとソフトとヒューマンを結合するが特にヒューマンの部分が大事

システムは、ハードとソフトとヒューマンを結合して組み立てるものだが、特にヒューマンの部分が大事だと思う。ヒューマンの部分が適当に組み合わされることによって、システムはより良いものになるのである。 『経営学』 〜第11章 業態化 P.225〜

業態化とは営業の対象を絞り、サービスとコストで差別化をはかり、徹底的に効率化すること

このように業態化とは、営業の対象を絞り、サービスとコストにおいて競争相手に決定的な差をつけることを目標として、徹底した効率化を図ることである。 『経営学』 〜第11章 業態化 P.216〜

内容が具体的で曖昧でなく、簡潔で方向が示されていることがコミュニケーションに重要

コミュニケーションとは、内容が具体的で曖昧でないものでなかればならない。「サービスが先、利益は後」という言葉のように、簡潔で方向がはっきり示されていることが必要である。 『経営学』 〜第9章 全員経営 P.192〜

何が第二かはっきり指示できる社長が「戦略的レベル」の社長

安全月間になるともちろん”安全第一”の号令が下る。製品のクレームが来ると、品質第一で頑張れと命令が下る。とにかく何でも”第一”の命令が好きな社長は多い。 だが”第二”がなく、”第一”ばかりあるということは、本当の第一がない、ということを表してはいな…

トレードオフを見極め、どちらを先に考えるか判断するのが経営

私が唱える「サービスが先、利益は後」という言葉は、利益はいらないと言っているのではない。先に利益のことを考えることをやめ、まず良いサービスを提供することに懸命の努力をすれば、結果として利益は必ずついてくる。それがこの言葉の本意である。 利益…

できる、できないを考える前に、すべきかどうかを考える

できる、できないを考える前に、すべきかどうかを考えるのである。 『経営学』 〜第6章 サービスの差別化 P.122〜

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