何が第二かはっきり指示できる社長が「戦略的レベル」の社長

安全月間になるともちろん”安全第一”の号令が下る。製品のクレームが来ると、品質第一で頑張れと命令が下る。とにかく何でも”第一”の命令が好きな社長は多い。
だが”第二”がなく、”第一”ばかりあるということは、本当の第一がない、ということを表してはいないだろうか。
何でも”第一”の社長は、「戦術的レベル」の社長である。うちの会社の現状では何が第一で、何が第二、とはっきり指示できる社長は、「戦略的レベル」の社長である。
社長の役目は、会社の現状を正しく分析し、何を重点として取り上げなければならないかを選択し、それを論理的に説明すること、つまり戦略的志向をすることに尽きると思う
経営学』 〜第7章 サービスとコストの問題 P.146〜