Career

「流れ」が抗えないような強さを持ち、そこに乗ることに嫌な感じがしなければゴー

転職を決断できたのは結局、勢いだったんじゃないかと思う。人生って、ほんの何回かですが、偶然も重なって流れがどんどんやってきて、その流れが抗せないような圧倒的な力になってくることがあるんです。どっちがいいかって頭で考えても、誰にもわからない…

20代では寝ずに全てに対してチャレンジすれば良い

人間はトシをとって、後から振り返ってはじめてわかることがあります。とくに40代になると、若い頃に比べれば体力も知力も落ちてくるので、あらためて20代で社会に出てから10年間の大切さを実感するのです。この時期って、人生の宝石箱みたいに、仕事も趣味…

成果を論じるのは35歳以降

いま、優秀な若い人ほど、早く成果を出さなければとか、30歳までに食べていけるスキルを身につけて一人前になろうとかいって、やたら焦ったりする傾向がありますが、成果を論じるのは35歳以降です。何を成果とするかという問題なのですが、たぶん30代半ばま…

「何によって憶えられたいか」を一生を通じて問い続けていく

今日でも私は、この「何によって憶えられたいか」を自らに問い続けている。これは、自らの成長を促す問いである。なぜならば、自らを異なる人物、そうなりうる人物として見るよう仕向けられるからである。運のよい人は、フリーグラー牧師のような導き手によ…

気質や個性は訓練では変えられないので、重視し、明確に理解する

自らの成長のためには、自らに適した組織において、自らに適した仕事につかなければならない。そこで問題になるのは、「自らの得るべき所はどこか」ということである。この問いに答えを出すには、自らがベストを尽くせるのはいかなる環境かを知らなければな…

日本人の「働くこと」が底流でどのように変質しているか

いまの時代に日本人の「働くこと」が底流でどのように変質しているか。事実を丁寧に追っていきたいと、私たち取材班は考えました。 けれども、全体像をマクロ的にとらえる作業と、一人ひとりの思いを描く作業を同時に進めるのは容易ではありません。「働く」…

エネルギーが湧く方向への「励まし」を生きるための燃料とする

僕は、エネルギーが湧く方向への「励まし」をいつも自分のなかに蓄えて、それを生きるための燃料にしているのですが、シリコンバレーから東京に来るたびに思うのは、日本で受動的にメディアから受ける言葉に、どうも気持ちが萎えるような言葉が多いなという…

「心で読む読書」を心がけて、自分の生きる糧として知を使う

ある程度の基礎力は必要だけれど、それ以上のところの読書の意味として「心で読む読書」を心がけて、自分の生きる糧として知を使って欲しいです。 たとえばビジネスをやっていくというのは大変なことであり、厳しい毎日だから、心で本を読み、今を生きること…

競争環境の中では自分の志向性に意識的にならないとサバイバルできない

「好きなことを貫く」ということを、最近、確信犯的に言っている理由というのは、「好きなことを貫くと幸せになれる」という牧歌的な話じゃなくて、そういう競争環境のなかで、自分の志向性というものに意識的にならないと、サバイバルできないのではないか…

自分の身をさらし、他者からの評価を受け止めることが苦手

若い人たちがなぜ自己主張をしないのか、ということの背後には、「自己評価」と「他者からの評価」のすりあわせが得意でない、ということがあるように思います。 「自己評価」ということについて言えば、今の人たちは自分をそれなりら尊重していて、自己評価…

自分の志向性と会社の中の可能性をマッチングさせる

会社というのは融通無碍で、能動的に動くと、いろんなことが通る。それなのに、能動的・積極的に会社に働きかける人というのがどうしてこんなに少ないのだろう、といつも思います。・・・その会社には多様性と広がりがあって、やる気があって「違う部署で、…

肌にあわないかもしれないが、期間を決め、一気に飛び込んでしまう

水に入りきらないゆえの苦しさを避けるためのひとつの工夫としては、自分の人生を「時期」で考える、区切りで考えるといい。この三年、この五年、この十年はこの水に入ってしまうと決める。冷たい水で肌に合わないかもしれないけれど、とにかく入ってしまう…

I try to work on things that won't happen unless I do them.

自分がやらない限り世に起こらないことを私はやる。── ビル・ジョイ I try to work on things that won't happen unless I do them.──Bill Joy

変化は不可避との前提で個としてサバイバルする方策を考える

私は「社会変化とは否応もなく巨大であるゆえ、変化は不可避との前提で、個はいかにサバイバルすべきか」を最優先に考えて生きてきた。そのことに後悔はない。社会をどうこうとか考える前に、現実問題として個がしたたかに生きのびなければ何も始まらないで…

平等に与えられた時間という資源を自分の責任で注ぎ込む

「もうひとつの地球」は、基礎的な力を「吸い取り紙」になって吸収した先に大きく広がる自由な世界である。そのあとは、没頭する対象を自ら選択し、人々に平等に与えられる唯一の資源たる時間の一瞬一瞬を、自分の責任でそこに注ぎ込んでいく。それが「もう…

「古い職業」と「新しい職業」のあいだに優劣はない

昔から存在する「古い職業」と、時代の変化とともに生まれる「新しい職業」のあいだに優劣はまったくない。「古い職業」は歴史が長い分、その世界で生きていくためのルールががっちり決まっており安定していて、将来も予測しやすい。一方「新しい職業」は、…

ロールモデル思考法とは自分の志向性をより細かく定義していくプロセス

ロールモデル思考法とは、ただ「誰かみたいになりたい」「こんな職業につきたい」という単純な願望から一歩進み、自分の志向性をより細かく定義していくプロセスである。 世に溢れる「人の生き方」や「時間の流れ方」に興味を持ち、それを自分の問題として考…

徹底的に自問し、どの部分が強い信号を発しているのか吟味

荒唐無稽ながら私はホームズにおける何がいったい自分へ強い信号を発しているのかを徹底的に自問してみることにした。作品を繰り返し再読し、どの部分が強い信号を発しているのかを吟味した。 その結果見えてきた自分の志向性とは、「ある専門性が人から頼り…

人との様々な出会いを大切にしながらゴチャゴチャいきていく

一言で言えば「けものみち」とは、高速道路を失踪するのに比べると、まあ何でもありの世界である。好きなこと、やりたいこと、やりたくなくてもなんでもできることを組み合わせ、時に組織に属するもよし、属さぬもよし、人とのさまざまな出会いを大切にしな…

歴史の変わり目に、歴史を書き換える現場に参加できるチャンス

同時代の最先端を走り、歴史の変わり目の時期に、その歴史を書き換える可能性のある現場に主役として参加できるチャンスは滅多にない。生まれる時代がずれれば、そもそもそういう人生にはめぐり合わない。生まれる時代が正しくても、違う場所にいれば、革命…

愚直に"Do the right things"を貫く

愚直に"Do the right things"を貫き、一歩一歩こつこつと歩を進めていたら、まわりのいろいろな方々に助けられて、いつの間にか少しずつ成長することができた。それが米国である程度のポジションを得ることができた一番の理由だと思っています。 『グローバ…

人生は何かのゴールに向けての準備期間ではなく

今はじめて、次へ進まなければと焦ることなく、毎日毎日を楽しみに生きることができている気がする。それは、30を目前に控えて、自分の人生が何かゴールへ向けた準備期間ではなく、自分にとって豊かだと感じることができる時間をどれだけ過ごせるか、その一…

プライベート・エクイティでの仕事の適性

プライベート・エクイティが一番強みを活かせる仕事であるような気がする。利害関係者や考慮しなければいけない事項、やらなければならないことが複雑に入りくんでいるため、常に沢山のことを考え、本質を見抜いて処理していかなければならない。スタッフは…

自分の将来を決める力が自分にあるという自信を取り戻す

社員はそれまで階層制度を支えにしてきたので、個人として結果に責任を負うことには消極的だった。自分の権限と利用できる資源を使って仕事をすすめるのではなく、つねに上司の指示を待つ姿勢をとってきた。上司に判断を委ねてきたのだ。結局、企業文化の変…

「人とのつながり」は「現役で真剣に働いている」ゆえに生まれる

そんな「アーリー・リタイアメント願望」が、私の中からふっと消えてしまっていることに気づいた。本当の有事には「自分のことを何かの理由で大切に思ってくれる人」がどれだけいるのかということにこそ意味があり、そんな「人とのつながり」は「現役で真剣…

現状維持を正当化する説明を考えるのは簡単

成功する確証がない限り、現状維持を正当化する説明を考えるほうが、現状とは違う可能性を想像するより簡単だ。 『「みんなの意見」は案外正しい』 〜第3章 P.66〜

環境変化の中で精一杯努力すれば何とかなる

でも環境変化の中でゴチャゴチャと精一杯努力していると何とかなるのも事実だった。「捨てる神あれば拾う神あり」で、いろいろな新しい発見や予期せぬ出会いが私に新しい機会をもたらしたからだ。 『ウェブ進化論』 〜第七章 P.238〜

新しいキャリア・パラダイム

グローバルに活躍する日本人たちの経験に共通する「転職によるいい意味での人生の急展開」「新しい場での新しい出会いがもたらす全く新しいオポチュニティの到来」「組織に依存しない個人を単位としたネットワークがフル稼働することの強靭さ」「いつ失職す…

キャリアの主導権を握るのは自分自身ということを受け入れる

悲しいことに他人があなたのキャリアの責任を取ってくれるわけではない。あなたのキャリアは、文字通りあなただけの問題なのだ。・・・キャリアも、スキルも、転職のタイミングも、全ての主導権を握るのは自分自身だということを受け入れる必要がある。 『イ…

長く同じ仕事をすること

時がたつにつれ、よいことも次第に支えとならなくなり、悪いことはいっそうわずらわしく思えてくる、と。私も、すでにこの境地に入っていた。 『ルービン回顧録』 〜第十章 P.389〜