2006-09-02から1日間の記事一覧

「人とのつながり」は「現役で真剣に働いている」ゆえに生まれる

そんな「アーリー・リタイアメント願望」が、私の中からふっと消えてしまっていることに気づいた。本当の有事には「自分のことを何かの理由で大切に思ってくれる人」がどれだけいるのかということにこそ意味があり、そんな「人とのつながり」は「現役で真剣…

ネット時代の物書きの在り様

いま私たちは、ネットの進化のおかげで、誰もがカジュアルに情報を発信できる「総表現社会」とでも言うべき時代を生きている。いったん発表した「判断や断定」でも、あとになって、その判断に誤りがあったことに気付いたり、状況が大きく変化したことを認識…

他の人とは全く違うことを考えるに違いないという想像力

ここで決定的に重要なのは、「Web 1.0」時代とも言うべきネットブーム到来期に、グーグルは一社だけ人とは違うことをしていたということである。「Web 1.0」時代のネット事業とは、まずユーザーをイメージし、リアル世界に存在する産業の仕組み以上の利便性…

「テネーシャスネス」とは「絶対にギブアップしない執拗さ」

もう一つ「テネーシャスネス」(tenaciousness)という言葉がある。「もうとうに諦めたかと思ったら、アイツだけやり続けていた。変な奴だなぁ。本当にあいつのテネーシャスネスには驚くよ」というような使い方をするが、「絶対にギブアップしない執拗さ」を…

「マドル・スルー」とは「先行きが見えない中、手探りで困難に立ち向かう」という意味

「マドル・スルー」とは「泥の中を通り抜ける」、「先行きが見えない中、手探りで困難に立ち向かう」という意味だが、その状態自体を「目標に到達するための苦難」だと思わずに楽しむところがカギである。 『シリコンバレー精神』 〜文庫のための長いあとがき…

未来を想像するための執拗なまでに何かをし続けることを楽しむ心

「シリコンバレー精神」とは、人種や移民に対する底抜けのオープン性、競争社会の実力主義、アンチ・エスタブリッシュメント的気分、開拓者(フロンティア)精神、技術への信頼に根ざしたオプティミズム(楽天主義)、果敢な行動主義といった諸要素が交じり…

シリコンバレー精神 -グーグルを生むビジネス風土