中途半端でなくギリギリまでやると自分の有限性につきあたる

有限性にどうして気づくかというと、やはり、昔から、いろいろな物事をギリギリまでやっているからなんでしょうね。別に仕事に限らず、中途半端でなくギリギリまでやると、自分という人間ができることの有限性につきあたる。そのことに早い時期に気づくことがすごく重要だと思うんですよ。<中略>・・・
何かをつきつめてやったことがない人だと、「たぶん、やれば、これもあれもできるだろう」と甘くみる。なんとなくゆるく、物事を決めずに進んでいくということになる。ギリギリまでやってだめだった経験、あるいはギリギリまでやってうまくいった経験というのはとても大事で、ギリギリまでやってみると、そこで初めて次のところにいける。
私塾のすすめ』 〜第4章 幸福の条件 P.181〜183〜