デザインについて、大衆はいいか悪いかを判定するけれども、どこが悪いとはいってくれない

大衆は品物のどこがいいか悪いかはわからないけれども、いいか悪いかだけは見抜く力を持っているということである。<中略>・・・
だからデザインというものはこわいのである。大衆はいいか悪いかを判定するけれども、どこが悪いとはいってくれないところに、実にデザインのこわいところがある。
『俺の考え』 〜デザインと芸術はどこが違うのか P.108〜