2009-07-26から1日間の記事一覧

経営とは、汲んでも尽きない目標と課題の井戸のようなものである。

経営とは、汲んでも尽きない目標と課題の井戸のようなものである。矛盾だらけの経営課題を手探りで、ほうぼうにぶつかりながら解決していき目標に近づく。目標をクリアーしかけると、また次の目標が見えてくる。 『一勝九敗』 〜文庫版あとがき P.274〜

成功する会社に共通しているのは「正しいこと、小さいこと、基本」を徹底的にやり切るということ

成功する会社に共通しているのは「正しいこと、小さいこと、基本」を徹底的にやり切るということだ。一見するとできているように見えるのだが、ほとんどの会社はできていない。やる以上は徹底して、百%正しいこと、小さいこと、基本をやり続ける。そういう一…

討論や論争で競い合い、よい結果を生むためには信頼感と一致協力しようとする気持ちが大事

討論や論争をしてお互いに競い合い、高めあうといことは非常に大事だが、根底にお互いに対する信頼感や一致協力してやっていこうという気持ちがない限り、仕事はうまくいかない。基本的に一致協力してやっていこうという気持ちがない人はやはりダメだと思う…

適正な価格は、現実にその国、その土地にいって商売をしないとわからない

本当に至上に根づくためにどれくらいのプライスが妥当なのか、いまも模索は続いている。価格の問題は、現実にそこに行って商売してみないとわからないことだ。 『一勝九敗』 〜失敗から育てる次の芽 P.209〜

社長の考えの本質を見極め、どう具体化するかを考え、実行することが大事

一番いい会社というのは、「社長の言っていることがそのとおりに行われない会社」ではないかとぼくは思う。社長の言っていることを「すべて」真に受けて実行していたら、会社は間違いなくつぶれる。 表面的には社長の言うことをきくのではなく、まずは社長が…

成長している企業には、ある時期、ある時期で必要な人が、必然的に集まってくる

一般的に、成長している企業には、ある時期、ある時期で必要な人が、必然的に集まってくる。自分の会社には人材がいないとぼやく経営者が結構多いようだが、それはおかしい。本気で集める努力を怠っていると思うし、人材以前の問題がその会社にはあるはずだ…

事業を始める時は最終形、こうあるべきという高い目標を定め、それに向けて行動する、到達できるかどうかは二の次

事業を始めるときには、ぼくはいつも最終形を考えるようにしている。こうあるべきという目標を定め、それに向かって行動することが大事。誤解を恐れずに言えば、到達できるかどうかはあまり問題ではないのだ。 『一勝九敗』 〜挑戦と試行錯誤 P.87〜

失敗に学ぶことと、リカバリーのスピード、これが何より大切

このように、九八年の原宿店オープンに漕ぎつける前は失敗の連続だった。いずれにせよ、新しい事業は、そもそも失敗することが多いのである。やってみないと分からないことが多いからだ。事業計画をきちっと作っても、ほとんどそのとおりに進まないことのほ…

直接お客様に不満を聞き、「現場を知る」

九五年十月には全国紙や週刊誌に「ユニクロの悪口言って一〇〇万円」という広告を出した。へたにコンサルタントなどに聞くより、直接お客様に不満を聞いたほうが早いと考え、やってみた。集まった「悪口」は一万通弱。ほとんどが品質へのクレームだった。・…

一勝九敗