自分にとって必要なものを環境にみつけ、強烈にかかわる力

発育とか成長というと、とかく外にあらわれる経過で見ようとします。しかし、本当は、外から見える経過の内面にある、特別な感受性やエネルギーが重要なのです。生物の幼少期には、周期的にあらわれる本能が、発育のある段階に、ある精力を強烈に使うようにその生物に強制します。その、内面から押し上げてくる強い感受性で幼少期にある生物は、自分にとって必要なものを環境の中に見つけ、エネルギーを燃え上がらせ強烈にかかわり始めるのです。
『お母さんの「敏感期」』 〜第一章 P.50〜