アクノレッジメントが多いほど、エネルギー供給回数が多いほど、相手は遠くまで動かすことができる

目的地が決まり、自己説得により取るべき道が決定され、その人が動き出したとしても、最終的に目的地にたどりつくためには「エネルギー」が供給され続ける必要があります。
では、自分がコーチや上司、親などの立場だったとして、そのエネルギーを相手にどう供給し続けることができるのでしょうか。それがこの本のテーマであり、みなさんに送り届けたい知識、技術です。
コーチングではそのエネルギー供給のことを「アクノレッジメント(acknowledgment)」といいます。このアクノレッジメント、つまりエネルギーの供給回数が多ければ多いほど、供給方法にバリエーションがあればあるほど(レギュラーガソリンで動く人もいれば、経由で動く人もいるわけですから)、相手をより遠くまで、ひいては目的地まで動かすことが可能になります。
コーチングのプロが教える 「ほめる」技術』 〜はじめに〜