人間の本質や基本行動パターンと「歪みはいずれ正常な状態に戻る」という法則を理解する

長いスパンで歴史を見れば、何の脈絡もなく突然時代があらぬ方向に動き出すなどということは、天変地異以外にはないと言っていいでしょう。変化するにしても必ず予兆はあるし、それは社会を冷静にみていれば察知できることが多いのです。「歪みはいずれ正常な姿に戻る」というのは有史以来変わらぬ法則ですから、普段から問題意識をもって社会のおかしいところに注目している人なら、これからどこがどのように変わっていくは多少なりとも予想がつくはずです。また、人間の本質や基本的な行動パターンは五千年前から何もかわっていない、というのも未来を予測する時の大きなヒントになるはずです。
『「思考軸」をつくれ』 〜「違った人」をいかすリーダーシップ P.114〜