統治は上からくるもので、自らの代表を公共圏におくる発想がロシア人には希薄

ソ連市民社会はいつになっても成立しないと思う。それは、自らの代表を公共圏に送り出して、統治しようという発想がロシア人に希薄だからだ。統治は上からくるもので、それにどう対応するかという受動的政治文化がロシア人の骨の髄まで浸透している。
『蘇る怪物 甦る怪物(リヴィアタン)』 〜5 エトノクラチヤ P.260〜