主流メディアがブログを使わない理由
主要メディアをこれまで、なかなかブログを使おうとしなかった。巨大メディアに保守体質がしみついているせいだろう。だが他にも理由はある。古いタイプの編集者は、このジャンルに不信感を持っている。編集者たちがメディアの本質的な価値と考えるものを損なう危険がある、という懸念だ。その価値とは、編集権を堅持し、ジャーナリストの客観性、公平性に対する読者の信頼に応える、あるいは少なくともそれらを担保しておく、ということだ。全くの杞憂とまでは言わないが、少し誇張されすぎている面はある。
『ブログ 世界を変える個人メディア』 〜第6章 P.197〜