新たな産業ブームの最初の三〜五年にわたり投資ブームは発生する

こうした投資ブームは、新たな産業ブームの最初の三〜五年にわたって生じるのが普通だが、この時期にはかなり無差別にその産業に流入する。上昇局面では、こうした資本の流入によって創造性が急激に発揮され、新規市場の発展が加速され、米国はトップの座にとどまりつづける。だが最終的には、ダーウィン自然淘汰論のようなプロセスが始まり、持続可能なビジネスモデルを持った企業だけが生き残り、圧倒的多数の新興企業は破綻し、事業から撤退する。

『インターネットバブル』 〜1章 P.32〜