ネットスケープがマイクロソフトに負けたわけ

ネットスケープ株が過剰に評価されたことで、同社の経営陣は、ウォール街の高い期待に各四半期ごとに応えつづけなければならないというプレッシャーを課せられた。その結果、ネットスケープは新規の売上高を得るために自社製ブラウザへの課金を続けざるを得なくなり、その間に無料でブラウザをばらまいたマイクロソフトに市場シェアをどんどん食われてしまったのである。

『インターネットバブル』 〜1章 P.55〜