ビジネスの神様に恥じることはないかどうか



河島は駆けだしのころのこの苦い体験をその後も忘れることなく、後年、企業参謀としてダイエーに迎えられてからも「ビジネスの神様」という言葉をしばしば口にしている。まとめあげた施策が合理性と整合性をそなえ、いかなる角度から見てもビジネス倫理や道徳律から逸脱せず、「神」に恥じることのない、間違いのないものであるよう心がけたのである。
『社長の椅子が泣いている』 〜第三章 P.95〜