秩序の敏感期

それは、自然が子どもに、この世界に生きていくためにの羅針盤を手渡す時期だといえます。自然が子どもに秩序への敏感さを植えつけて、さまざまな事柄の間にひそむ関係をきずかせる、最初のステップなのです。内部にめばえるこうした感覚によって子どもは、自分を取り巻く環境全体を一つにまとめたり、全体の中での部分の相互関係を理解できるようになります。こうして、子どもは秩序感をコンパス(羅針盤)として、世界の中で混沌に溺れずいきていけるのです。
『お母さんの「敏感期」』 〜第二章 P.59〜