「知性」のエネルギーと自発性

・「自分が自分の行動の主人公でありたい」望みと「ありとあらゆる動き方を身につけたい」望みが心の中に渦巻いているこの時期には、もう一つの内面のエネルギーが強く働きだしています。それは「知性」のエネルギーです。
・<<知性の働き>>は、ひとことでいえば<区別する>ことです。まず「分ける」のです。次に分けたものを「集める」、分けたものを「較べる」、分けたものを「合わせる」などします。別のことばでいえば、「分析」「集合」「比較」「対応」などをするというわけです。知性は、分析・集合・比較・対応など数学的・論理的な法則性によって、どんどんと展開します。したがって、<<知性の性質>>は、ひとことでいえば<自発性>なのです。知性が働くところには自発的な発展が見られるわけです。
『お母さんの「敏感期」』 〜第四章 P.137,138〜