他者に全く理解されない文章は「インクのしみ」にすぎない

アカデミズムでそれなりの努力を積み重ね、インテリの世界では一定の発言力を確保したいと考えている。他者に全く理解されない文章は「インクのしみ」にすぎないので、理解される文章を綴るということは一定の発言力を持つこととほぼ同義である。
『獄中記』 〜第6章 出獄まで P.441〜