会話の主体は話して側ではなく、聞き手側にある

上司と部下の間に溝が生じる要因のひとつは、両者の間にリセプターの有無、リセプターの違いが介在しているということです。そのことを知らなければ、ただのものわかりの悪いおじさんと生意気な若造になってしまうということです。会話の過程で、相手のリセプターがどこにあるのかを確かめる必要があります。
1 はじめに自分のはなしていることに対するリセプターの有無を確かめる。
2 次にどんなリセプターを持っているかをリサーチする。
3 もって欲しいリセプターを提示する。
4 今もっているリセプターとの関連を見出す。
コミュニケーションとは相手の聞く能力に働きかけ、聞く能力を変えていくことを意味します。会話の主体は話しての側ではなく、聞き手側にあるのですから。
コーチング・マネジメント』 〜THE RULES OF COACHING P.104〜