「何をするにも必ずもっとよい方法があると考えよ」と呼びかける

そのために私は、「何をするにも必ずもっとよい方法があると考えよ」と呼びかけることにした。各部門における技術的な習熟度は、上司である私より現場の部下のほうが高いという前提をはっきりさせ、つねに部下に「きみがしている仕事で、もっとよいやり方はないか?」と聞いてまわったのである。すると、思いもしなかった画期的な回答が出ることもしばしばであった。
『即戦力の人心術』 〜問題点を突きとめる「するどい目」 P.22〜