計画を立てる際は一年間は十四で割り、一週間は九で割る

問題はあくまで結果なのである。ということは、最終的に全体としてどれだけやるかという計画を立てるべきなのだ。
まず、一年間という期間を考える。その際、一年を十二ヶ月でわってはいけない。どんな綿密な計画を立てようと、かならず計画通りにいくとは限らない。兄は十二ではなく、十四で割ることを泰蔵に教えた。つまり、二ヶ月分余りができる。
一週間も同じ。七で割るのではなくて、九くらいで割る。
そこに余裕が生まれ、仕事の能率も上がる。
『志高く 孫正義正伝』 〜志定まれば、気さかんなり P.280〜