日本で大衆文化が発展したのはカナという平易な文字があったからで、中国にはそれがない

昔の日本人は、カナ文字を発明した。カナは、簡単に習得できる。そのおかげで、「日本では、幅広い階層が文芸創作に参加することができた。
中国は違った。士大夫は、自らのステイタスを高めるため、漢詩や漢文をわざと難しいものにした。もちろん、カナのような文字は、発明しなかった。
『貝と羊の中国人』 〜第五章 ヒーローと社会階級 P.125〜