アメリカにおける政教分離は、政府・国家と特定の宗教組織の分離(separation of church and state)である

注意すべきは、政教分離について、日米両国の理解に違いがある点である。日本における政教分離についての一般的な理解は、宗教と政治の分離(separation of religion and politics)である。しかし、アメリカにおける政教分離は、宗教と政治の分離ではなく、政府・国家と特定の宗教組織の分離(separation of church and state)である。
アメリカの歴史―テーマで読む多文化社会の夢と現実』 〜第13章 国民統合の制度と文化 P.258〜