利他性を自覚的にコントロールことはヒトの遺伝子の環境適応方略

いわゆる「大人になる」というのは、自分の社会的行動に潜む利他的な側面に気づき、それを自分で自覚的にコントロールできるようになることである。これらは、遺伝子たちが自分自身を残し続けようとした長い進化の歴史の過程で、特にヒトにおいて顕著に表れた適応方略として理解することができる。
『遺伝マインド』 P.23