Naturing

物事に取り組む時の順番を決める力、手順を考える力を意識的に鍛えてあげる

もう一つ、この時期に意識的に鍛えておきたいのが、物事に取り組む時の順番を決める力。物事の推移を考える際には、思考的空間認知能がかかわっています。子どもはどうしても目の前にある自分がやりたいことから手をつけてしまいがちですから、やはり親が上…

大人の目にわがままと映る子どもの行動は心と本能の間のギャップをうまくさばけていないことの現れ

大人の目には「嫌なことが我慢できない」「わがまま」などと映る子どもの行動の多くは、実は心と脳の本能の間にギャップが生じ、それにうまく対応できていないために起こしてしまうもの。<中略>・・・ 脳が発達の途上にある子どもには、このようなギャップ…

子どもが親の言うことを聞かないのは「自分でやりたい」という気持が芽生えている証拠

子どもが親の言うことを聞かなくなるのは、少しずつ脳が発育し、「自分でやりたい」という気持が芽生えている証拠。言うことを全部聞かせよう等と考えず、広い心を持って「成長してきているんだな、今は親の言うことを聞きたくないんだな」と受け止めること…

子どもが難しいことに取り組む時は、できていることとできていないことを整理して、乗り越えるべきことに集中させてあげることが大事

子どもが難しいことに取り組む際は、ただ「無理そう、大変そう」と考えるのではなく、できていることとできていないことをきちんと整理するのがポイント。脳は、何を頑張ればよいかはっきりしていない状態で「頑張ろう」と言われても、どうしてよいかわから…

脳神経細胞は、「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」という3つの本能を持つ

脳を構成する脳神経細胞は、生まれながらにして、その一つひとつが本能を持っています。脳神経細胞が持つ本能とは、「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」の3つ。これは脳神経細胞が周囲の細胞同士でつながり合い、情報を処理することの存在意義として…

非共有環境の影響のほうが共有環境の影響よりも優位

人間の心や行動の個人差が遺伝の影響を受けていることを科学的に実証する双生児法の基本的な考え方を述べ、ふたごのデータが個人差の要因として遺伝、共有環境、非共有環境の三種類の影響を明らかにできることを説明した。この三種類の影響は、さまざまな心…

同年齢の仲間集団のほうが家庭より子どもにとって重要な環境

親の役割を重視しようとするほとんどの研究が遺伝要因を考慮していない。だが親が子に伝えるのは環境よりも遺伝子である。ここまでは行動遺伝学の知見そのものだが、彼女はここからさらに進んで、子どもにとって重要な環境が、家庭ではなく、子どもが属する…

利他性を自覚的にコントロールことはヒトの遺伝子の環境適応方略

いわゆる「大人になる」というのは、自分の社会的行動に潜む利他的な側面に気づき、それを自分で自覚的にコントロールできるようになることである。これらは、遺伝子たちが自分自身を残し続けようとした長い進化の歴史の過程で、特にヒトにおいて顕著に表れ…

子どもの行為をよく観察して自分の思った主観を伝える

子どもの行為をよく観察して、それについて自分がどう思ったのかを相手に伝えればいいのです。相手にどう思ってもらおうとか、見返りを期待せずに、ただ主観を伝えます。 『コーチングのプロが教える 「ほめる」技術』 〜相手にあったコミュニケーションを選…