2006-02-19から1日間の記事一覧

ネットの世界に住まない人々

二、三ヶ月に一度のペースで日本にいき、顧客企業の幹部と最先端の動向について議論するということを繰り返して、もう一〇年以上が過ぎた。その仕事において目に見えない変化が訪れたのは二〇〇三年末頃からだったろうか。ちょうどそれはシリコンバレーがネ…

インターネットの可能性の本質

放っておけば消えて失われていってしまうはずの価値、つまりわずかな金やわずかな時間の断片といった無に近いものを、無限大に限りなく近い対象から、ゼロに限りなく近いコストで集積できたら何が起こるのか。ここに、インターネットの可能性の本質がある。 …

広告市場の規模

世界中のメジャーメディア(新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、映画、屋外、インターネット)の広告総額は約三七兆円だが、そのうちインターネット広告は、二〇〇七年にようやく二兆円に到達する程度なのである。 『ウェブ進化論』 〜序章 P.17-18〜

検索エンジン

検索エンジンひとつ取ってみても、その本質は「すべての言語におけるすべての言葉の組み合わせに対して、それらに最も適した情報を対応させる」ことであり、グーグルはこの検索エンジンを手始めに「知の世界の秩序」の再編成をもくろんでいると考えればいい…

フジテレビ・ライブドア問題の意味すること

フジテレビ・ライブドア問題、TBS・楽天問題とは、「チープ革命」がもたらすこれからの「総表現社会」ともいうべき方向性によって、テレビ局に代表される既存メディアの権威が揺らぎはじめた象徴と理解すべきなのだ。 『ウェブ進化論』 〜序章 P.13〜

ウェブ進化論 序章