Future Vision

不特定多数無限大の良質な部分とテクノロジーを組合せ

日本だけでも数千万、世界全体で見れば数億から一〇億以上という不特定多数の膨大さ、それゆえの「数の論理」、それらを集約するためのテクノロジーの進化の加速やコスト低下、そういう諸々の要因を冷静に見つめ、「不特定多数の集約」という新しい「力の芽…

SNSの可能性

ソーシャル・ネットワーキングとは「世界中のすべての人々が互いにどういう六、七人の知己関係の連鎖でつながっているか」という「巨大な人間関係マップ」を構築する過程にあると考えることもできる。 ・・・ソーシャル・ネットワーキングは「人々をテーマごと…

Web 2.0時代のサービスの構造

サービス提供者が「個」に対して「あちら側」での利便性を提供する。「個」がその利便性を享受するために、色々な情報を「あちら側でオープン」にしてく。「個」が「あちら側でオープン」にした情報をサービス提供者が集積し「全体」としての新たな価値を創…

これからのネット列強の役割

ロングテール追求機会もまた、広く誰かに開かれるようになるということだ。これからのネット列強の役割とは、ロングテール追及の連鎖をウェブ全体に引き起こす主体となることなのである。 ・・・ヤフー・ジャパンや楽天は、孤島の魅力を高まるだけの今のやり方…

「負け犬」と「未知の可能性」という2種類のロングテール

この文章における「配信」と「新しい音楽を生みだそうという試み」(創造)との違いが、ロングテール論における「負け犬」の集合体と「未知の可能性」の集合体との違いに呼応している。 既に「商品」になっている音楽を「配信」するのでは、ロングテールの効果…

広告の本質と市場規模

メジャーメディアの世界広告市場は、三五兆円から四〇兆円くらいの規模である。しかし広告の本質を「製品やサービスの送り手が、自らの存在を潜在的に受け手に何とか認知させたいと考える経済行為すべて」と広義に定義しなおせば、その市場規模は一〇〇兆円…

IT産業の将来像

付加価値が順次「あちら側」にシフトしていき、「こちら側」のモノはコモディティ(日用品)になる、誰でもいいから中国で作って世界に安く供給してくれればいい、というのが、米国が描くIT産業の将来像だ。IBMパソコン事業の中国企業への売却はそれを象徴して…

IT産業の構造を決定する本質

情報をインターネットの「こちら側」と「あちら側」のどちらに置くべきか。情報を処理する機能を「こちら側」と「あちら側」のどちらに持つべきなのか。このトレードオフが、これからのIT産業の構造を決定する本質である。 『ウェブ進化論』 〜第二章 P.59〜

ITインフラではなく、Iインフラ

しかし実際に二一世紀初頭に入ってみて明らかになったのは、「大規模な構築ステージ」で作られるのは、実はITインフラではなく、I(情報)インフラで、それによって「情報そのものに関する革命的変化」が起ころうとしているということである。Iインフラの本質…

インターネットの可能性の本質

放っておけば消えて失われていってしまうはずの価値、つまりわずかな金やわずかな時間の断片といった無に近いものを、無限大に限りなく近い対象から、ゼロに限りなく近いコストで集積できたら何が起こるのか。ここに、インターネットの可能性の本質がある。 …

フジテレビ・ライブドア問題の意味すること

フジテレビ・ライブドア問題、TBS・楽天問題とは、「チープ革命」がもたらすこれからの「総表現社会」ともいうべき方向性によって、テレビ局に代表される既存メディアの権威が揺らぎはじめた象徴と理解すべきなのだ。 『ウェブ進化論』 〜序章 P.13〜

必然性を受け入れたものだけ生き残る

要は音楽がITやネットによって、流通形態や消費者のリスニングスタイルが変わっていくということは「良い」「悪い」とかそのようなレベルで議論されるべきものではなく「必然」的な現象として捉えられるべきものなのだ。そしてこの「必然である」ということ…

体験のためにお金を払う

我々は、「体験のためにお金を払う」というのが、将来の音楽の価格設定にとってもっとも重要なパラダイムになると考える―それは「機械的複製」やCDの価格の固定化された価値からの完全な方向転換になる。 『デジタル音楽の行方』 〜第8章 P.219〜

商用利用の測定

作品が模倣される作者に対する補填、もしくは最低限でも創作の源への帰属が現在より少なくてよいと言っている訳ではない。いまやあらゆるテクノロジーが利用できるのだから、既知の作品の商用利用をより確実に測定、報告する手段を見出すことに今後取り組む…

製品からサービスへの移行でパイが拡大

サービス産業に姿を変えれば、音楽産業は今日の製品ベースのシステムより何倍も大きくなる可能性が高い。それでも物理的な製品(新しいフォーマットにはなるだろうが)が一部残るが、それに加えて膨大なデジタル音楽製品、サービスが利用できるようになる。し…

Weaving nerves out of glass and radio waves, our species began wiring up all regions, all processes, all facts and notions into a grand network. From this embryonic neural net was born a collaborative interface for our civilization, a sens…

Mega-Computerに依存しすぎそれなしには存在しえなくなってしまう

What will most surprise us is how dependent we will be on what the Machine knows - about us and about what we want to know. We already find it easier to Google something a second or third time rather than remember it ourselves. The more we…

WEB上でClickやLinkを張るたびにWeb OSは賢くなる

We think we are merely wasting time when we surf mindlessly or blog an item, but each time we click a link we strengthen a node somewhere in the Web OS, thereby programming the Machine by using it.

WEB上でClickやLinkを張るたびにMega-Computerは賢くなる

The thickening links between caption and picture form a neural net that can learn. Think of the 100 billion times per day humans click on a Web page as a way of teaching the Machine what we think is important. Each time we forge a link bet…

Mega-Computerは常に考え続け、Routineのみをするという存在ではなくなる

You won't always get the same answer to a given question. It will take intuition to maximize what the global network has to offer. The most obvious development birthed by this platform will be the absorption of routine. The Machine will ta…

WEBはNetworkに接続されたMachineから構成される巨大なComputerのOSとなる

His phrase neatly sums up the destiny of the Web: As the OS for a megacomputer that encompasses the Internet, all its services, all peripheral chips and affiliated devices from scanners to satellites, and the billions of human minds entang…