2006-02-20から1日間の記事一覧

オープンソースの本質

オープンソースの本質とは、「何か素晴らしい知的資産の種がネット上に無償で公開されると、世界中の知的リソースがその種の周囲に自発的に結び付くことがある」ということと「モチベーションの高い優秀な才能が自発的に結びついた状態では、司令塔にあたる…

ITインフラではなく、Iインフラ

しかし実際に二一世紀初頭に入ってみて明らかになったのは、「大規模な構築ステージ」で作られるのは、実はITインフラではなく、I(情報)インフラで、それによって「情報そのものに関する革命的変化」が起ころうとしているということである。Iインフラの本質…

革命的変化の起こるプロセス

こうした革命的変化に共通するパターンとして、最初の段階ではかなりのスケールでのタービュランス(乱気流、大荒れ、混乱、社会不安)が発生するとアーサーは語った。そしてタービュランスに続いて、メディアが書き立てるメディア・アテンションのフェーズに…

新しい技術の本当に意味を理解するプロセス

新しく生まれる技術の社会に及ぼすインパクトが大きすぎる場合、最初は期待ばかりが盛り上がる。でも産業・社会全体におけるその技術の本当の意味がわかるまでには、少なくとも一〇年という歳月をかけての試行錯誤が必要となる。その過程で、過剰な期待とそ…

「力の芽」を見極める基準

「次の一〇年」を変える「力の芽」を考えるときに私が一つ拠り所としているのは、その「力の芽」が「持てるもの」によって忌避される類のものである一方、「持たざるもの」にとってはものすごい武器であるときに「力の芽」は着実に育つ、という判断基準であ…

ウェブ進化論 第一章 「革命」であることの真の意味