Web 2.0

フィルタリングや個人化は長期的には見つかる情報を制限する

分裂化の影響を大いに増幅しているのが、個人化アルゴリズムとフィルターという、インターネット上では一般的な機能であり、これらの機能は我々の許可なく、ときとして我々がしらないうちに動作することも少なくない。我々がアマゾンで本を買い、ネットフリ…

コミュニティの所属を変えることはクリックと同様に簡単

分裂化のプロセスは、現実の近隣社会と同様、仮想コミュニティでも生じるばかりでなく、オンライン上のほうがより急速に進行するだろう。現実世界は、住宅ローンや学校や仕事を抱えているから、分裂かを進める機械的力もゆっくりと作用する。他所に引っ越す…

ユーチューブ経済では、誰もがタダで遊べるが、利益を得るのはごく少数だけ

無報酬の労働を戦力化し、それを価値あワールドワイドコンピュータが生みだす経済力が要因となって、ますます多くの経済分野で利益が劇的に増加し、技能のあるなしにかかわらず、労働者はソフトウェアに取って代わられ、知的労働が世界規模で取引され、企業…

無報酬の労働を戦力化し、それを価値ある商品やサービスに変えてしまう企業の能力

これまでと違うのは、貢献の範囲、規模および洗練度合いであり、等しく重大なのは、無報酬の労働を戦力化し、それを価値ある商品やサービスに変えてしまう企業の能力なのである。 『クラウド化する世界』 〜第7章 多数から少数へ P.167〜

Web 2.0時代のサービスの構造

サービス提供者が「個」に対して「あちら側」での利便性を提供する。「個」がその利便性を享受するために、色々な情報を「あちら側でオープン」にしてく。「個」が「あちら側でオープン」にした情報をサービス提供者が集積し「全体」としての新たな価値を創…

ロングテールとWEB 2.0は表裏一体

ロングテールとWEB 2.0は表裏一体の関係にある。キーワードは不特定多数無限大の自由な参加である。それがネット上でのみ、ほぼゼロコストで実現される。ロングテール現象の革新は、「参加自由のオープンさと自然淘汰の仕組みをロングテール部分に組み込むと…

Web 2.0の本質

ではWeb 2.0の本質とは何なのか。・・・「ネット上の不特定多数の人々(や企業)を、受動的なサービス享受者ではなく能動的な表現者と認めて積極的に巻き込んでいくための技術やサービス開発姿勢」がその本質だと私は考えている。 『ウェブ進化論』 〜第三章 P.12…