2006-02-22から1日間の記事一覧
ロングテール追求機会もまた、広く誰かに開かれるようになるということだ。これからのネット列強の役割とは、ロングテール追及の連鎖をウェブ全体に引き起こす主体となることなのである。 ・・・ヤフー・ジャパンや楽天は、孤島の魅力を高まるだけの今のやり方…
ロングテールとWEB 2.0は表裏一体の関係にある。キーワードは不特定多数無限大の自由な参加である。それがネット上でのみ、ほぼゼロコストで実現される。ロングテール現象の革新は、「参加自由のオープンさと自然淘汰の仕組みをロングテール部分に組み込むと…
PC産業において「OSにおけるAPI」が公開されて、その結果PC用アプリケーションが百花繚乱のごとく生まれたのと構造自身は同じで本質的には新しいことではないが、違うのは、中島氏が指摘するように、可能性空間のスケールの大きさなのである。 『ウェブ進化…
ではWeb 2.0の本質とは何なのか。・・・「ネット上の不特定多数の人々(や企業)を、受動的なサービス享受者ではなく能動的な表現者と認めて積極的に巻き込んでいくための技術やサービス開発姿勢」がその本質だと私は考えている。 『ウェブ進化論』 〜第三章 P.12…
ウェブサービスの公開からわずか一年たらずで、ウェブサービスを利用して作られた無数のサイト経由でアマゾン商品を購入したユーザは、数千万人にのぼった。・・・自社の生命線たる商品データベースを公開することで、アマゾンはネット小売り業者から、eコマー…
この文章における「配信」と「新しい音楽を生みだそうという試み」(創造)との違いが、ロングテール論における「負け犬」の集合体と「未知の可能性」の集合体との違いに呼応している。 既に「商品」になっている音楽を「配信」するのでは、ロングテールの効果…
第二章で詳述したグーグルの売上高の異常なスピードでの成長は、「参加自由のオープンさと自然淘汰の仕組みをロングテール部分に組み込むと、未知の可能性が大きく顕在化し、しかもそこが成長していく」という全く新しい事実を、私たちに突きつけたのだ。 『…