Internet Trend

人間はオンライン上では、分化したコミュニティを形成する

ブルニョウルフソンらは、このような「小さなコミュニティが乱立するバルカン化」は、フィルタリングがもたらす唯一可能な結果ではないと強調する。理論的には、「より幅広い知識や、さらには無作為の情報を欲しいままに求めることができるかもしれない」。…

ネット上のリアルに対するシニカルな笑いは、ネットをサブシステムとして安定させる

ネットには、リアル社会やいわゆる「エスタブリッシュメント」を、シニカルに笑いあっているような雰囲気が、まあ、一部にある。僕はそれが、悪いとは思わないんですよ。今の世の中で、くだらないと思うことは僕だってたくさんありますから。だけど、その笑…

情報リテラシー

しかしそうした辺境の新聞社の記事も、いまやグーグルニュースによって全世界の読者に読んでもらうことができるようになった。何十万人、何百万人も読者がいるような強力な媒体をもっていなくても、グーグルニュースに乗っかっているだけで、多くの読者を得…

PC産業のAPI公開とWEB APIの違い

PC産業において「OSにおけるAPI」が公開されて、その結果PC用アプリケーションが百花繚乱のごとく生まれたのと構造自身は同じで本質的には新しいことではないが、違うのは、中島氏が指摘するように、可能性空間のスケールの大きさなのである。 『ウェブ進化…

「人間の介在」の意義

ヤフーとグーグルの競争の背景には、サービスにおける「人間の介在」の意義を巡る発想の違いがある。 『ウェブ進化論』 〜第二章 P.96〜

グーグルによる知の再編成基準

権威ある学者の言説を重視すべきだとか、一流の新聞社や出版社のお墨付きがついた解説の価値が高いとか、そういったこれまでの常識をグーグルはすべて消し去り、「世界中に散在し日に日に増殖する無数のウェブサイトが、ある知についてどう評価するか」とい…