2008-12-05から1日間の記事一覧

仁を欲すれば、即ち仁 至る

子曰く、仁 遠からんや。我 仁を欲すれば、即ち仁 至る。 老先生の教え。仁(人の道)は難しい徳であろうか。(そのようなことはない。)己がそうでありたいと志せば、ただちにその境地に達するのだ。 『論語』 〜第二部幸福論−個人として P.211〜

故きを温め新しきを知る。以って師為る可し。

子曰く、故きを温め新しきを知る。以って師為る可し。 老先生の教え。古人の書物に習熟して、そこから現代に応用できるものを知る。そういう人こそ人々の師となる資格がある。 『論語』 〜第二部幸福論−個人として P.211〜

己に克ちて礼に復すれば、天下 仁に帰す

顔淵、仁を問う。子曰く、己に克ちて礼に復するを、仁と為す。一日 己に克ちて礼に復すれば、天下 仁に帰す。仁を為すは己に由る。人に由らんや、と。顔淵曰く、その目を請い問わん、と。子曰く、礼に非ざるもの視ること勿れ、非礼 聴くこと勿れ、非礼 言う…

君子の過ちや、日月の食の如し

子貢曰く、君子の過ちや、日月の食(みちかけ)の如し。過つや人 皆 之を見る。更(あらた)むるや、人 皆 之を仰ぐ。 子貢のことば。教養人の過ちは、日食や月食の姿のようにはっきりとしており隠したりしない。過てば人々はみな知っている。しかし、すぐ改…

吾れ日に吾が身を三省す

曾子曰く、吾れ日に吾が身を三省す。 人の為に謀りて忠ならざるか、朋友と交わりて信ならざるか、習わざるを伝えしか、と。 曾先生の教え、私は毎日(主題を変えては)色々と反省する。(たとえば誠意の問題についてのときは)、他者のために相談にのりなが…

論語 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス 中国の古典)