メールの未処理は「なし」の状態にして帰宅する

メールの受信トレイをその日のうちにすべて処理済にするのは面倒くさいですが、放置すればもっと面倒くさいことになります。
要は比較の問題。やるかやらないか、どっちがラクかといったら、メール処理はその日のうちにやったほうが、明らかに、100パーセント、絶対的に、ラクです。
ラクをしないと成果は出ない』 〜P.64 第3章 ネットワーク編〜

三日かかることは一日でやる

仕事の量は、完成のために与えられた時間を全て満たすまで膨張する
どんな仕事も、三時間あると思えば三時間かかってしまうし、逆に一時間しかなければ、追い込まれて何とかするのが人間です。
ラクをしないと成果は出ない』 〜P.97 第4章 撃退編〜

出された問題はすべてその場で解決の方向と、「いつまでに」を明確にする

問題を先延ばしにする人が、解決能力が極端に低いとは限りません。「トラブルはその日のうちに解決しよう」といったスケジュール管理の尺度をもっていないのが敗因です。
独立したければ、「『いつまで』を明確にして問題を解決する習慣をつけたほうが省エネになる」という意識を、自分に対して徹底させましょう。
ラクをしないと成果は出ない』 〜P.107 第5章 独立編〜

「この社と切れたら自分がアウト」という取引先は作らない

独立するとなったとき、取引先が一社しかないなら、時期尚早です。
いくら大口でも、「この会社と切れたら自分はアウト」という状況はフリーランサーにとって危険すぎます。いすの脚は最低限三本ないとグラグラしますが、フリーの場合、一社との関係が突然切れてもダメージがないのは、10社くらいと取引がある人でしょう。・・・<中略>
一社に頼って独立すると、結局は「下請け」になってしまいます。だったら、サラリーマンをやっていたほうがよほど良いでしょう。
ラクをしないと成果は出ない』 〜P.116 第5章 独立編〜

好きな仕事を増やすために、好きではない仕事を毎年二割ずつ削除する

「上限を決める」とは「将来を律する」という姿勢で、買い物や整理整頓に限らず、人生全般に必要なことです。ビジネスにおいても、なんとなく増殖していく仕事を減らしていかないと、継続して成果をあげることはできません。
ラクをしないと成果は出ない』 〜P.126、127 第6章 継続編〜

問題をみつけたら、必ず即日解決の糸口を見つけておく

問題が起きたとき、解決策の手持ちが多ければ、「解決の糸口」程度は見つけることができます。
いきなり解決しなくても、その日のうちに解決に向けた小さな一歩を踏み出せるかどうかが、成功するかどうかの分かれ目です。
なぜなら、「即やる」というのは、大勢から抜きん出るためのもっとも確実な方法だからです。
誰もやっていないときにアクションを起こした人が成功するというのは、今も昔も変わらない世の理なのです。
ラクをしないと成果は出ない』 〜P.126、127 第6章 継続編〜