ファン層を築き、その後で課金する

突き詰めれば、デジタルコンテンツに関して一番重要なことは、常に露出の機会を得て知ってもらい、そしてその後でファンをお金につなげることである。これこそ、大半のメジャーレーベルの戦術の中でいまだに手が届いていないように見える重要な課題である。デジタル技術は、料金所を先のほうに動かすわけだ。手前ではない―もし消費者が自分が欲しいものだと十分納得できれば、消費者はいつでもそれにお金を支払う

『デジタル音楽の行方』 〜第8章 P.239〜