集団が直面する問題には認知、調整、協調の三種類があって、それぞれの問題ごとに集団の知恵は異なる顔を見せながら問題を解決に導くべきだと述べた。調整と協調の問題に対する集合的なソリューションは、認知の問題に対するソリューションと異なる。前者のほうが曖昧で、はっきりとしない。エンファロル問題へのソリューションや、最後通牒ゲームや公共財ゲームでの多くのプレーヤーの反応を思い出してほしい。
「みんなの意見」は案外正しい』 〜第12章 P.280,281〜