広告と広告代理店の本当の役割

「新聞やラジオ、テレビは自由に各家庭の奥に入って行くセールスマン。新聞でいうなら東京では、一日に四百万(当時の発行部数)のセールスマンが動き、各家庭へ自由に入って行くということになります」
吉田の理論では、広告というものは、かつての人間の訪問販売や店頭販売などと比べものにならないほどの販売手段だと力説する。
以下要約。
広告の必要性が増すにつれて必要経費が増大するわけではない。何故ならば訪問販売などの人海戦術とことなり効果的な広告を実施し、製品が売れた場合は製品単価に締める広告費が低減するからだ。よって、努力と経験を重ねた広告代理店により質の高いサービス提供が必要になる
『「われ広告の鬼とならん』 〜第七章 決意と栄光 P.396