PDCAを回すことは人間の本性と異なる

このPDCAを回すというのは一見簡単に見えるかもしれないが、人間の本性と違うものを要求されているのだ。基本的に人間は弱いもので、見たい現実しか見たくない生き物なのである。そういう人間が集まってやっている以上は、むしろPDCAは回りにくくなるのが当り前である。・・・<中略>
経営はだから難しい。自然にやっていると、見過ごしてしまうのだ。本性に逆らう行為を自然にできるレベルに高めるためには、かなり意識的に実践する訓練を繰り返さないといけない。
『会社は頭から腐る』 〜第2章 戦略は仮説でありPDCAの道具である P.50〜