ガバナンスが果たす役割で最も重要なテーマはトップの選抜と罷免

ガバナンスが果たす役割の中で、最も重要なテーマは何なのか。これは政治の仕組でもそうであるように、トップマネジメントの選抜と罷免にある。どんなふうに選び、どんなふうに裁量権を与え、どういうときにクビを切るか、という問題である。ほとんどの統治機構の良し悪しは、ここにこそ集約される。
『会社は頭から腐る』 〜第5章 ガバナンス構造を徹底的に見直せ P.146〜