ガバナンスの真の使命

繰り返すが、ガバナンスの真の使命は、

  • 経営者、経営陣をして企業価値を長期的、持続的に高めるように努力させること
  • その過程で生じるさまざまなステークホルダー間の利害対立を、企業価値の本質的な構造という共通のゴールに向けて調和合一する後ろ盾になること
  • これらの役割について一義的な責任を負っている経営者、経営陣に、的確性がないと判断したら果敢にその任を解き、適任者を選任すること

である。そう、「経営を語れぬ者、経営者を語れぬ者はガバナンスを語るべからず」なのだ。
『会社は頭から腐る』 〜第5章 ガバナンス構造を徹底的に見直せ P.159,160〜