約束を守る、誠実であることは日本人の「こころ」の美学

日本人であれば、契約は守らなければならない、条約は守らなければならない、時間に正確でなければならない、仕事は誠実に行わなければならない、さらには、苦しいことがあっても法律やルールはなるべく守って耐え抜かなければならない、嘘をついて「心の潔さ」を汚してはならない・・・・・・と、こう考えます。こういう「人生哲学」は、やはり日本文明に特に強く受け継がれた「こころ」の美学に関わるものなのです。それを、昔の人は、「日本精神」といったわけです。
『日本人としてこれだけは知っておきたいこと』 〜第二章 あの戦争をどう見るべきか P.135〜