自尊心を傷つけられた人は考えを変えない、何故なら傷つけられたのは論理ではなく、感情だから

そもそも、相手のまちがいを、なんのために指摘するのだ―相手の同意を得るために?どんでもない!相手は、自分の知能、判断、誇り、自尊心に平手打ちをくらわされているのだ。当然、打ちかえしてくる。考えを変えようなどと思うわけがない。どれだけプラトンやカントの論理を説いて聞かせても相手の意見は変わらない―傷つけられたのは、論理ではなく、感情なのだから。
『人を動かす』 〜誤りを指摘しない P.167、168〜