イノベーターはあるプロジェクトのために自らが開発した知識その他資産に対する支配権を放棄し、イノベーションを公共財とするという前提

コレクティブ・アクション・モデルでは、イノベーターはあるプロジェクトのために自らが開発した知識その他資産に対する支配権を放棄し、イノベーションを公共財とすることが義務付けられるという前提を置く。この義務の存在によって、コレクティブ・アクション・プロジェクトでは、プライベート・インベストメン・モデルが認めている知識へのアクセス制限に伴う社会的損失を避けることができる。
しかし、貢献者となり得る人々をどのように探し出し、動機付けるかという問題も同時に生み出すことになる。
民主化するイノベーションの時代』 〜第6章 P.120〜