「先行事例と手厚いサポートを必要とする顧客を、有効な先行事例と協力なサポートなしで攻略しようとしている」からキャズムを越えることができない

要するに、ハイテク製品がアーリー・アダプターからアーリー・マジョリティーへ市場を拡大しようとするときには、「先行事例と手厚いサポートを必要とする顧客を、有効な先行事例と協力なサポートなしで攻略しようとしている」という事実を肝に銘じなければならないということだ。
これこそがキャズムであり、これまで多くの不用意なスタートアップ企業がそのなかに消え去っていった。
キャズム』 〜第1章 ハイテク・マーケティング 錯覚 P.34〜