2005-12-01から1日間の記事一覧

ベンチャー企業のモデルケース・・・いくつかのベンチャーキャピタルはこう言ったものだ。ソフトウェア会社はすごいソフトを書くことで勝つんじゃない、ブランドと独占チャネルと、うまい取り引きで勝つんだ、とね。

彼らは本当にそれを信じているようだった。思うに、私にはその理由が分かる。ベンチャーキャピタルの多くが、少なくとも無意識のうちに求めているのは、次のマイクロソフトなのだろう。・・・でも、次のマイクロソフトを探すベンチャーキャピタルは間違って…

問題の定義のしかた

・・・良いマネージャは問題をより面白いものに再定義してやることができる。スティーヴ・ジョブズはこの点が特に長けている。高いスタンダードを持つというのもその一部だ。Maxの前にも、たくさんの、小さく安いコンピュータがあった。彼は問題をこう再定義…

Windows NTというOS

2年ほど前、友人のベンチャーキャピタリストが、彼がかかわっている新しいベンチャーについて話してくれた。その時は、それはかなり有望に思えた。次に彼と会った時、そのベンチャーはソフトウェアをWindows NT上で開発することを決定し、経験豊かなNT開発者…

技術者社会における梃子

技術が低い社会では、生産性の格差はそれほど見られない。遊牧民の一族が焚き火のために枝を集めているとしよう。一番薪集めがうまい人と一番下手な人の差はどれくらいのものだろう?せいぜい2倍くらいだろうか。だが、人々がコンピュータのような複雑な道具…

ベンチャー企業のやるべきこと

大企業では、ほかの大企業がやっているのと同じようなことをしていてもよい。ベンチャーはほかのベンチャーと同じことをやってはいけない。このことに、ベンチャー企業の中にいてさえ気付いていない人が多いんじゃないかと思う。 『ハッカーと画家』〜第12章…

巡航高度にベンチャー企業が達したら

企業を継続して経営してゆくことは、育てることとは違う。巡航高度に達したら大企業に後は任せるのがよいだろう。 『ハッカーと画家』〜第6章 P.109〜

iPODのすごさ

私も最近iPODを手に入れた。それは、ただ良いというだけじゃない。びっくりするほど良いんだ。何故びっくりしたかというと、それは自分でも気がついていなかった期待を満たしてくれたからだ。 『ハッカーと画家』〜第0章 P.4〜

『ハッカーと画家』