Venture Management

カネを稼ぐよりも、意義を見つける方がいい

KPCBのパートナー、ランディ・コミサーは、「起業家精神とは、世の中にはチャンスが転がっていると見ること」だと語っています。大きな問題を見出し、それを解決することが、すべての関係者の大きなリターンにつながることを、実際に目の当たりにしてきたの…

アントレプレナーシップの定義

アントレプレナーシップとは、"relentless pursuit of opportunity beyond resouces currently controlled"(現在自らのコントロール下にある資源を超えて、事業機会を飽くなく追求すること)である。 そして、アントレプレナリアル・マネジメントとは、新しい…

正当な事業構想力と実行力

ベンチャーが当たるか否かは、アイデア勝負ではなく、1つのビジョンをどれだけきめ細やかに実践していけるか、そういう正当な事業構想力と実行力にかかっているのだ。 『ハーバードMBA留学記』 〜ユビキタス・アントレプレナーシップ P.92〜

新しい事業の可能性の評価ポイント

新しい事業の可能性を評価する際に考えるべきポイントは、3つある。まず、事業の対象は、誰もが日常でやっている活動であること(つまり、市場が大きいこと)。そこに、どうにかしてくれと思う問題が存在すること。その問題を解決するソリューションが提供で…

売上高や利益を計上したら評価は地に落ちる?

ある著名なベンチャー・キャピタリストは、辛辣に言い放つ。「私は冗談で投資先の起業家に言うんだ、『もし君の会社が売上高や利益を計上するようになったら、企業としての評価は地に落ちるだろうね』とね」。だが、統計データを見るかぎり、これは冗談どころ…

つまるところは人に投資をする

「ある企業がインターネット企業だからとか、インターネットに進出しているからという理由で投資することはない。その企業を経営している人々が、たとえインターネット全体が崩壊しても、何か別にやることを見つけて成功するようなタイプだから投資するんだ…

セコイアキャピタルの原則

ドン・ヴァレンタインは、シリコンバレーのテクノロジー専門ベンチャー・キャピタルストとして、最も頑固で頭のいい人物であると目されている。企業や様々な業界状況を分析する際の考え方は、冷静かつ合理的だ。ベンチャー投資における彼の原則は次のような…

起業家は常識外れ

起業家とは、あえて夢を見て、しかもそれを実現させようと思うくらい馬鹿な人間だ」というものだ。・・・起業家が如何に正しい行動をとろうとも、物事がうまくいくためにはタイミングと運が必要だ・・・、起業家はそれでもなお夢を追求できるくらい常識はずれでな…

誰も異議を唱えないような曖昧で現実離れしたアイデアでの起業

誰も異議を唱えないような曖昧で現実離れしたアイデアさえあれば、企業を設立し、それコンセプトだけで株式を公開できた。人々は、将来起きるかもしれないと思われる、現実の、あるいは財務上のイベントに対して喜んでカネを払ったわけだ。『インターネット…

技術革新は自分の会社以外の場所で起きる

シリコンバレーでは「ビル・ジョイの法則」と知られるようになった、「技術革新は自分の会社以外の場所で起きると思え」という教訓である。『インターネットバブル』 〜3章 P.156〜

資金の投資はリスクをつぶすため

私たちが何か投資の法則に従っていたとすれば、それは、ある投資案件における最大のリスク要因を分離し、そのリスクをつぶすために資金を使えるように最初の投資を構築することだった『インターネットバブル』 〜3章 P.116〜

新興企業にとってのプロセスの価値

派手な新興企業は、プロセスにはあまり興味を示さない。プロセスをまだ必要としていないからだ。起業当初を独自性のある製品に膨大な需要があるため、それだけで十分商売となるというわけだ。 『カスタマーエコノミー革命』 〜第3章 P.79〜

あいまいをとらえる

たとえわかりにくく、あいまいであっても、目下の現実を理解しなければならない。…実際のところ、他人よりも早く、たくさんのあいまいなデータを読み解き、傾向をつかむことが、あなたが成功するためのもっとも重要な要素となりうるのだ。 『フューチャー・…

ネット産業創出に必要なこと

ネット産業の創出には、「既存産業の破壊」という攻撃性と「新産業の構築」という創造性が、セットで組み込まれていなければならない。Napsterは、破壊的側面における秀逸さで一躍脚光を浴びたが、持続的収益を上げ得るビジネスモデルの構築という努力は、ま…

問題の定義のしかた

・・・良いマネージャは問題をより面白いものに再定義してやることができる。スティーヴ・ジョブズはこの点が特に長けている。高いスタンダードを持つというのもその一部だ。Maxの前にも、たくさんの、小さく安いコンピュータがあった。彼は問題をこう再定義…

ベンチャー企業のやるべきこと

大企業では、ほかの大企業がやっているのと同じようなことをしていてもよい。ベンチャーはほかのベンチャーと同じことをやってはいけない。このことに、ベンチャー企業の中にいてさえ気付いていない人が多いんじゃないかと思う。 『ハッカーと画家』〜第12章…

巡航高度にベンチャー企業が達したら

企業を継続して経営してゆくことは、育てることとは違う。巡航高度に達したら大企業に後は任せるのがよいだろう。 『ハッカーと画家』〜第6章 P.109〜